どうでしょう水産

~東北発~ 釣りとアウトドア それは人生最大の趣味

海の幸で温まりませんか?庄内名物の寒鱈汁は最高の冬のごちそうです!

今週のお題「あったか~い」

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます!

 

山々の美しい雪化粧に冬の訪れを感じるころになりましたね。

 

この寒い時期は温かい食べ物の事を考えてしまうのですが・・・

筆者が冬の温かい食べ物の中でも真っ先に思い浮かぶのが

 

あったか~い【寒鱈汁(かんだらじる)】

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画像引用元:https://www.zyr.co.jp/kaisenbin/dongara.html

 

寒さ厳しい山形県庄内地方では「どんがら汁」とも

呼ばれており、真冬に旬を迎えたっぷり脂の乗った寒鱈を

アラ、内臓など一匹まるごと食べ残す部分なく豪快に煮込んだ

庄内の冬の味覚です!

 

  目次

 

寒鱈(かんだら)とは

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日本海に面する庄内地方

1月~2月の真冬は強い寒気がなだれこみ海は想像を絶する姿になります。

遠くからは地鳴り、雪交じりで吹き付ける冷たい強い風、そして荒波。

こんなにも厳しい時期にも関わらず産卵の体力をつけるため沿岸20㎞、

水深200~300mほどにある大陸棚に上がって

エサを貪欲に食べあさりまん丸と太るのだそうです。

この時の鱈を山形の庄内地方では「寒鱈」と呼び、庄内冬の味覚

寒鱈汁(どんがら汁)として古くから食されてきました。

 

山形流の寒鱈汁(どんがら汁)とは

東北やその他の都道府県でも鱈汁は食されていますが

たらちり鍋のように切り身を食べる上品な鍋とは別次元なのです!

 

寒鱈汁(どんがら汁)の基本は、

寒鱈のアラと脂ののった肝を鍋で煮立てる豪快な漁師鍋。

濃厚な田舎味噌で仕上げてお椀でいただくアラ汁に近いです。

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画像引用元:https://www.zyr.co.jp/kaisenbin/dongara.html

 

野菜は少なく、滋養たっぷりの皮やガラからにじみ出たスープに

濃厚な肝が一体となった汁、仕上げに白子と乾燥岩海苔をのせる。

滋養が高く濃厚な旨味がある白子と磯のふわりとした香りが

加わるとうまさ極まった贅沢な鍋となります!

これを楽しむのが山形流、まさに心の奥底に響く味なのです!

 

まとめ

庄内出身の作家 藤沢周平氏も夫婦喧嘩の仲直りのために
鱈料理を振る舞ったとの話が残るほど
庄内では冬のご馳走として愛されてきました。
 

毎年1月には庄内の各地区にて寒鱈祭りが

開催されており、名物寒鱈汁で温まることができます!

コロナウイルス収束の後には

是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

↓ご自宅でも本場の寒鱈汁が味わえます↓

 

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